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ココが変だよ!人材紹介会社の「返金規定」

採用に苦戦する企業が多い中、比例して人材紹介会社の数が増えています。
人材紹介会社の存在自体は認めており、そのビジネスモデルも理解していますが、一点だけ疑問に感じている部分があります。
それが「返金規定」です。
今回は、この「返金規定」について、個人的に思うことをお伝えします。
人材紹介会社のよくある報酬設定と返金規定
まずは人材紹介会社でよく見られる報酬設定について見ていきましょう。
多くの場合は、採用した人材の想定年収の20%~30%が人材紹介会社の報酬とされています。
ですから、採用した方の年収が300万円であれば75万~90万円、年収が500万円であれば100万~150万円です。
では、これに対して返金規定がどのようになっているかというと、基本は会社それぞれなのですが、私が以前みかけた会社の事例では下記のように設定されていました。
- ・1週間以内に退職した場合…100%返金
- ・1カ月以内に退職した場合…80%返金
- ・2カ月以内に退職した場合…30%返金
- ・3カ月以内に退職した場合…20%返金
- ・4カ月以内に退職した場合…10%返金
- ・6ヶ月以内に退職した場合…5%返金
まずここで私が思うのは…1週間以内に退職したら100%返金って、通信販売のクーリングオフじゃないんだから…笑
人材紹介会社は前提として、会社にマッチする人材を紹介しているわけです。
つまり「自信をもって紹介できる良い人見つけてきましたよ!」と紹介しています。
それに対して100%返金が1週間以内って、少しおかしいですよね?と思うわけです。
そもそも1カ月は退職の判断までかかる
個人的には、採用して1カ月という期間は会社も人材も、「合っているか?」と判断するための期間だと考えます。
求職者視点では
「雰囲気が合わないかも…」
「ルールや習慣になじめない…」
「誰かと仲良くなれるだろうか?」
という不安を抱えています。
企業側視点では
「給与に見合った能力をもっているか?」
「ルールを守って働いてくれるか?」
という不安を抱えています。
そして、求職者と会社側でコミュニケーションをとりながら働き続けるかどうかを決めます。
つまり、どんな優秀な人材でも、「即戦力」と言われる人材でも、最初の1か月は様子見やインプットの期間がほとんどでその会社にとっては赤字社員になっているはずです。
ですから、「1カ月の期間で退職しても100%返金はしませんよ」という人材紹介会社のスタンスは、企業にとって親切ではないなと思うわけです。
試用期間については返金80%は確保しておきたい

今回の内容を通じて多くの企業に伝えておきたいのが、人材紹介会社を通じて紹介してもらった人材が自分の会社で働き出して、合うのか合わないのかをしっかりと判断できる期間はどれくらいなのか?それに対してもしダメだった場合の返金規定も納得できる内容になっているのか?を検討してほしいということです。
個人的には、会社の試用期間の間は80%返金規定で交渉した方が良いと思います。
もちろん、人材紹介会社も人材を探す手間をかけてくれているので、その点は考慮しますが、それでも試用期間中で退職して半分も返金されないというのはなかなか厳しい設定に感じます。
みなさんの会社でも、人材が会社に合うか見れる期間はどれくらいなのか、試用期間はどれくらいで設けているのか、これをしっかり見極めたうえで人材紹介会社と交渉してみてはいかがでしょうか。