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助成金ってもらってもいいの?いいです!
補助金・助成金という言葉自体は知っている方がほとんどかと思います。
しかし具体的には知らない人も多いのではないでしょうか。
なかには「国からお金を受け取るのは気が引ける」なんて方もいらっしゃるかもしれません。
そこで本記事では「そもそも助成金とは何か?」について解説します。
ぜひ本記事を参考に助成金の活用を検討していただければと思います。
そもそも助成金とは?
助成金はある一定の条件を満たした場合に国からお金が支給される制度です。
「国から」としましたが、正確には厚生労働省が行っている施策の一つになります。
とくに有名なものは「キャリアアップ助成金」ではないでしょうか。
キャリアアップ助成金は有期契約の段階を挟んで正社員雇用をすると助成金が発生する制度です。
具体的には以下の金額を受け取れます。
- 有期契約を正規雇用に転換…80万円
- 賃金規定を正社員と共通のものにする…40万円
- 賞与や退職金制度を有期契約社員にも適用する…40万円
「え?社員雇用するだけでこんなにもらえるの?」と思ってしまいますよね。
助成金は国の施策に乗っかってあげるイメージ
「助成金を受け取っても良いのかな……」と不安に思う人もいるかしれませんが、心配はいりません。
助成金は国の施策に乗っかってあげているに過ぎないのです。
キャリアアップ助成金に関して言えば「リーマンショック時の有期契約労働者や派遣労働者の不安定さをなくしたい」という国の考えがありました(あくまで笠間の推測ですが…)。
だから正社員への登用や正社員の賃金規定を契約社員に適用したり、賞与や退職金の制度を適用するような取り組みに助成金を出して推進しているのです。
雇用の最前線にいる方々であればお分かりましれませんが、正直いまは「ど」がつくほどの採用難の時代。「あなたは契約社員ね」なんて企業側が上から目線で正社員への転換を保留にできる時代ではないのでいささか時代外れなようなイメージもありますが、それでも厚労省はこれを施策にとりくんでいるのです。
そして、これにあえて乗っかってあげることで厚労省の実績作りに貢献し、対価として助成金をもらっているというようなイメージでいても良いのではないでしょうか。
国は助成金を支給したい!?
ここまで解説したように、助成金は国の施策を進めるために用意されているものです。
つまり「助成金を支給=施策が前に進んでいる」ですから、国としては助成金を支給したいはずです。
一度でも労働局で相談をした経験があればわかるかもしれませんが、助成金についての相談はとても丁寧で親切に教えてくれます。
本当は支給したくないという考えであれば厳しくしても良いはずですが「この書類を用意してくださいね」「これが足りていませんね」と、とても細やかな対応です。
助成金は受け取って良いんです!
助成金について悩まれているなら、ぜひ受け取ってください。
国が進めてほしい施策に協力している形ですから、受け取ってはいけないわけがありません。
ただし、助成金を受け取るための書類を整えるのは困難ですから、スムーズに進めたい際にはぜひご相談いただければ幸いです。