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自ら辞めないモンスター社員への効果的な対応方法

会社のなかで以下のような問題を抱えていませんか?

  • 会社の指揮命令に従わない社員がいる
  • 能力があまりに低い社員がいる
  • 就業規則に度々違反する社員がいる
  • 周囲と喧嘩ばかりする社員がいる

上記に当てはまるにも関わらず、定時退社や有給休暇など、権利ばかり主張してくるのが、いわゆるもンスター社員と言われる人たちです。

「そんなモンスター社員がいるならクビにすれば良いのではないか?」

と思われる方もいるかもしれませんが、会社から解雇をするにもリスクがあるのです。

そこで今回は、モンスター社員への効果的な対応について解説します。

会社にとって解雇通知書はリスクが大きい

会社にとって解雇通知書はリスク大きい

某インターネット番組で「解雇通知書は宝くじだ」という発言がありました。

つまり、不当解雇と認められた場合、働く側に多額の賠償金や和解金がもらえるということです。

このように考えると、「解雇通知書は宝くじ」という発言は、倫理的な面は置いておいて、ある意味当たっていると言えます。

実際に、解雇をめぐる争いは、会社側が不利になるケースが多いです。

モンスター社員の中でも厄介な人たちは、このことをわかっているので「お前なんかクビだ」と言われるのを待っていることがあります。

そして、解雇されれば「不当に解雇されたかわいそうな労働者」という状況を利用して弁護士や労基署に行って争議を起こそうとたくらんでいます。

モンスター社員への効果的な対応はウェルカム姿勢

モンスター社員への効果的な対応はウェルカム姿勢

モンスター社員に対して「お前なんかクビだ」と言うのは、相手の思惑通りになってしまいます。

では、どのように対処すべきか?というと、自主的に辞めてもらうしかありません。

しかし相手はクビになるのを待っているわけですから、そう簡単には退職してくれないものです。

そこで会社ができることは、モンスター社員にだけ効果のある「とある嫌がらせ」です。

嫌がらせと言っても、決してハラスメントや陰湿ないじめをするわけではありません。

「やる気があるならぜひうちで働いてください」と門戸を開いてウェルカム体制をとることです。

ウェルカム姿勢がなぜモンスター社員に効果的なのか?

ウェルカム姿勢がモンスター社員に効果的な理由は、そもそも「やる気がないから」です。

やる気を持たない人に「やる気があるなら働いてください」と言っても、苦痛でしかありません。

しかし、そもそも解雇というのは、「労働者は働きたいと思っているのに、会社側が一方的に労働契約を解除する」ことを指します。

ですから、モンスター社員としては、やる気があるように見せなければならないのです。

この心理を利用すると、モンスター社員が自主的に退職してくれる可能性が高まります。

モンスター社員への具体的な対応策

具体的な方法は、問題行動を起こすたびに指導をすることです。

  1. 会社でルールに則って働いてもらう
  2. 問題行動
  3. 懲戒処分(始末書)

この流れを重ねていく過程で、モンスター社員からは「これって解雇ってことですか?」と聞かれることがあります。

このときに決して「解雇です」と伝えてはいけません。

いや、やる気があるなら大歓迎です。あなたは結局どうなんですか?

と伝えてください。

もし本音で「実は辞めたいんです」と言ってくれれば、これは解雇にあたりません。

自主的な退職という形になります。

もし「いや、やる気はあります」と伝えてきたなら、1~3の内容を繰り返します。

これを重ねれば重ねるほど、モンスター社員は割に合わないと思って自主的な退職を選びます。

また、1~3が繰り返されれば始末書が増えていき、いざ裁判に発展した際に「これだけ問題行動起こしていれば不当な解雇とは言えないよね」と判断され、会社側が有利になる可能性が高くなっていきます。

この状況はモンスター社員にとっては絶対に避けたいストーリーです。

会社の利益を残すために我慢比べに勝ちましょう

会社の利益を残すために我慢比べに勝ちましょう

モンスター社員に自主的に退職してもらうには、我慢が大切です。

まだ十分な段階でもないにも関わらず、経営者がしびれを切らして「クビだ」と言ってしまうと、結果的にモンスター社員に利益をもたらす結果になってしまいます。

ですから、数カ月だけ我慢して、自主的に退職してもらうように行動してみてください。

ほとんどの場合2カ月~3カ月で自主退職するので、長期戦にはなりません。

(労働争議が起きて泥沼化することに比べれば短いものです。)

もしどうしてもお困りの場合は、私たちにご相談ください。

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